秦野市にある歯医者・矯正歯科

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Importance小児矯正の重要性

人は最初の乳歯が顔を出した時から生涯を通じて虫歯や歯周病との戦いが始まります。そして、歯並びの悪くなると、噛み合わせや顎の成長、発音などにトラブルが起こったりコンプレックスを持ってしまうなど、長期にわたって体や心に影響してしまいます。「口は災いの元」という言葉は、歯並びについても言い得ているかもしれません。

悪い子供の歯並び

ただ、子供のうちに矯正治療を始めることで、歯並びに付随するさまざまな負担を軽くすることができます。また、治療のための永久歯の抜歯も不必要になる可能性が高くなります。
つまり小児矯正は、将来お子様が歯並びで抱える悩みや不都合を予防するためにとても有効な手段のひとつなのです。

矯正を始める女の子

Timing何歳から矯正を始めるタイミング?

矯正治療は早期発見早期治療が大切です。お子様の状態によって始めるタイミングは違いますが、一般的には永久歯が生え始める6歳くらいからと言われています。

ただし、下顎が上顎より前に出ている「反対咬合(受け口)」は、顎の成長をコントロールする必要があるためできるだけ早く管理を始める必要があり、中には3~5歳くらいから始めた方がいいケースもあります。

幼稚園年長さんの子供

そのため、小さいうちから定期的に受診して生え方や顎の成長を経過観察することが大切です。そうすることで治療の適切なタイミングを逃しませんし、お子様も歯医者さんに慣れているので治療をスムーズに始めることができます。

子供の歯並び

Stageお子様のステージごとの治療

それでは矯正治療の目的とメリットについてステージごとに解説していきます。

咬合誘導(乳歯期)

咬合誘導している子供

咬合誘導の目的

咬合誘導治療は、上下の顎がバランスよく成長するよう導いてあげる治療です。定期に成長具合を観察して、早い子では3歳くらいから正しい噛み合わせになるよう誘導していくこともあります。

咬合誘導のメリット

それでは、咬合誘導のメリットを紹介しましょう。

  • 痛みがなくお子様の負担が少ない
  • 通院の間隔が比較的長いので親御さんの負担も少ない
  • 将来的な矯正の治療期間を短縮できる
  • さらに治療が必要になっても大掛かりにならずにすむ
  • 永久歯の抜歯をせずに治療できる確率が上がる

一期治療(混合歯列期))

プレオルソしている子供

一期治療の目的

一期治療は、永久歯がガタガタにならずにきれいに並ぶためのスペース確保を目的としています。
生え変わりの時期にみられる顎の成長をコントロールしてスペースの調整をしたり、体の変化に影響するような癖を直すよう管理します。

また噛み合わせが悪いと、横になった時下顎が後ろに下がることで舌が沈下し、エアウェイ(空気の通り道)を塞いで呼吸が苦しくなることがわかっています。
そこで、上顎の成長を促すための矯正治療をすることで、舌を正しい位置に収納出来るようにします。それと同時に、舌が沈下しないように、MFT(口腔筋機能療法)を行うことで直してエアウェイを確保することができます。
呼吸が楽になるので、ポカン口や猫背、舌癖を改善することができます。

一期治療のメリット

それでは、咬合誘導のメリットを紹介しましょう。

  • 10歳前後でストップすると言われている上顎の成長を促すことができる
  • 顎の成長と同時に顔の形まで整えることができる
  • 永久歯の抜歯をせずに治療できる確率が上がる
  • 早く始めることで難しいケースも治療の成果を高めることができる
  • 将来的な治療の負担を少なくすることができる

二期治療(永久歯列)

ブラケットをしている子供

二期治療の目的

二期治療は、永久歯が生えそろったおよそ12歳以降のお子様に対して、見た目や噛み合わせを最適な状態で安定させることを目的としています。一期治療を終えても引き続き改善の必要がある場合にも行われるもので、生涯正しい噛み合わせでいられることを目指した、いわば歯並びや噛み合わせ治療の総仕上げといえます。

二期治療のメリット

それでは、咬合誘導のメリットを紹介しましょう。

  • 綺麗な歯列に仕上げることができる
  • 噛み合わせを正しい位置に設定することができる
  • 発音の改善が期待できる
  • 歯磨きがしやすくなるため、虫歯や歯周病の予防にもつながる
  • 歯並びのコンプレックス(見た目のコンプレックス)から解放され自然に笑えるようになる

Device子供の矯正装置について

小児の矯正治療にはさまざまな装置を使用します。ここでは目的や年齢、ステージなどで選択されるさまざまな装置について、当院で対応している矯正装置についてご紹介致します。

プレオルソ

プレオルソは機能的マウスピース矯正装置とも呼ばれ、柔らかい樹脂でできている取り外しタイプの装置です。骨の成長段階である幼少期に、自宅にいる時間などに毎日着けることで、お口の機能のトレーニングや骨格のズレを修正し顎の骨の成長を正しい方向に導いていく治療装置です。

プレオルソ

拡大装置

拡大装置は目的によって用途が異なります。顎の骨を広げる場合は急速拡大装置、歯列の拡大に用いられる拡大床(バイヘリックス、クワドヘリックスなど)があります。どの装置が良いかというよりは、お子さまの状態を見極めて、どの装置で治療をすることが適しているかを選択することが重要です。

拡大装置

ブラケット装置(ワイヤー)

ブラケット装置とワイヤーを用いた矯正治療は、他の矯正装置では難しい症例に対応することができます。
より高い完成度で歯並びや噛み合わせを治すことを目的としています。最も歴史のある治療法でこれまで多くの研究が行われており、実績も豊富で信頼できる矯正治療法といえます。

拡大装置

インビザライン(マウスピース型矯正装置)

インビザラインはマウスピース型矯正装置で、世界的な歯科学会でもインビザラインを用いた矯正治療のケースが圧倒的に増えてきています。矯正装置が目立たない、通院回数が少ないなど、手軽さにフォーカスされていますが、正しい設計を行わなければ、目的としている成果が出ません。時にはブラケットと併用を行ったりしながら、歯列や噛み合わせの治療を行います。

インビザライン(マウスピース型矯正装置)

Case小児矯正(プレオルソ)の症例

正面

正面から写真を見ても、前歯が噛んでいないことがわかります。下から見るとよりはっきりとわかります。治療後は前歯がきちんと噛めていることがわかります。

下から

下から見ると、開咬(オープンバイト)であることがわかります。全く噛めていません。一方、術後を見ると前歯できちんと噛めていることがわかります。

側方

術前を見ると顎が引っ込んでいるようにも見えます。一方術後は噛み合わせのバランスも整ってきていることがわかります。

下から

術前に比べてアーチが広くなり、しっかり歯が並んでいます。

ドクターコメント

正面から見たら一見問題なさそうな歯列も、下から見てみると全く前歯が噛んでいないというケースは、子供だけでなく大人にも多い不正咬合です。この問題を放置するとお子さまが大人になったときに、様々な苦労をすることになります。したがって、このような開咬や受け口などは10歳前後の内に矯正治療を開始するのが望ましいと言えます。

症例概要

以下の表は、左右にスライドできます。

年代10代
性別男の子
治療期間9ヶ月(現在二期治療中)
主訴歯並びが悪い、前歯が出ている
矯正法プレオルソ(夜、就寝時のみ装着)
治療のリスクについて使用時間やルールを守らないと、後戻りしてしまう可能性があります。
夜間や就寝時の装着が必須となるので、お子さまが親がる可能性があります。ご家族が協力しながら、装置に慣れる必要があります。
費用精密検査:39,600円
プレオルソ:330,000円
月に一度の調整料:5,720円

Case小児矯正(クワドヘリックス、バイヘリックス)の症例

下から

正面から写真を見ても、前歯が噛んでいないことがわかります。下から見るとよりはっきりとわかります。治療後は前歯がきちんと噛めていることがわかります。

下顎

下から見ると、開咬(オープンバイト)であることがわかります。全く噛めていません。一方、術後を見ると前歯できちんと噛めていることがわかります。

症例概要

以下の表は、左右にスライドできます。

年代10代
性別男の子
治療期間1年程度
主訴歯並びがガタガタしている(叢生)
矯正法クワドヘリックス、バイヘリックス
治療のリスクについて本症例の装置は、取り外すことができません。
定期的に来院が必要です。(装置の調整のため)
調整後に痛みが出る場合があります。(個人差があります。)
費用精密検査:39,600円
クワドヘリックス、バイヘリックス:330,000円
月に一度の調整料:5,720円
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